平成二十九年夏巡業 大相撲草津場所


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東 方

西 方

2017(平成29)年7月31日に行われた、大相撲草津巡業です。開催場所は草津市総合体育館でした。画像は2階通路から撮影した会場全景です。昨年の泉佐野巡業に続き、1年ぶり6回目の巡業観戦。2年連続の巡業観戦は、2002年の池田巡業→2003年の神戸巡業以来です。私の席は1階西側、ちょうど黄色い通路に人が立っている辺りでした。 「大相撲草津場所」の横断幕を、私の席より撮影しました。横綱稀勢の里は欠場でしたが、「満員御禮」の垂れ幕が下がっています。それにしてもこの会場は暑かったです〜!冷房は入っていたのかも知れませんが、全く効いている様には感じず(滝汗)。そして2階通路に巨大な扇風機が設置されていましたが、それだけではとても、これだけの満員の館内の暑さを解消出来ません。「やっぱりエアコン入っていないのかな?」と、この時は感じました。


取組の様子です。力士たちも館内の暑さに耐えるのは大変だったのではないでしょうか?前に座っている人の頭がどうしても入る状態で、終始撮影する事となりました。さて、この力士は誰でしょう(笑)?画像で調べた限りでは、当場所三段目の出羽ノ城に見えます。出羽ノ城は、体重が実に192kgの巨漢です。 さて、この力士は顔を見るなりパッとどの部屋の力士か判りました。貴乃花部屋ですね。話題となっている双子力士の内の1人です。私はまだパッと判別は出来ないと思いますが、画像の力士は貴公俊(たかよしとし)で、こちらが兄となります。番付では、弟のほうが先を行っており、これは師匠兄妹と同じパターン。これより4場所後の2018年3月場所で、ついに関取の座を射止めました。


相撲甚句のコーナーです出演力士は、わざと観客に絡みに行ってほかの力士に呼び止められたり、エンタメ性も取り入れていましたね。「相撲甚句時々初っ切か?」と思いました(笑)。 相撲甚句が快調に続きます。どうしても私の席からだと、人の頭が陰になって、化粧廻しがよく見えません。画面一番左の力士は、阿武咲の化粧回しを締めています。拡大版はこちら


甚句リレーは続きます。今度もやや小兵の力士が歌っていますね。周りで調子を合わせる力士は、相変わらず笑顔です。これが巡業らしい楽しさで、いいですね。右の画像では、歌い手の力士の化粧回しに「大翔丸」と書かれています。皆さん、両手をパッと前に広げているのは、ちょうど一小節歌い終わって、全員で「ハッ!」と声を出しながら、手で拍子を付けた瞬間だからです。左画像、拡大版はこちら


今度は初切です。これぞ巡業の一番の楽しみ。写りはよくありませんが、表情や体勢から雰囲気を感じ取って下さい。左画像では、左側の力士が両手で「アチョー!」のポーズ(ジャッキー・チェンみたいな)を取っています。そして右画像では、一方の力士が派手に持ち上げられて、「た〜かいな〜、た〜かいな」。これは昨年の泉佐野でも撮りましたね。


背中を向けている力士、右手で何やら握っています。確かスリッパだったと思いますね。それで思いっ切り、顔を向けているほうの力士の頭をドツいて、どつかれた方は「イテェ!」と顔をしかめています(・・・・という場面だった筈)。 極めてピンボケながら、タイミング的にはナイスシャッターで気に入っている一枚。初切では必ず見られる、口一杯に含んだ水を相手の顔にぶっかけるシーン。これは見事に命中しています。まあ、お約束なのでしょうが、それにしても左側の力士は派手にかけられて、水しぶきは大分向こうまで飛んでいます。こりゃ、顔面シャワーの刑ですな。


左画像、「イエ〜〜イ!(ピース)」。右画像、「さぁ、さぁ、皆さん、皆さん」。お客を巻き込むサービス絶好調!


この一枚。行司の頭のすぐ上に力士の手があります。行司の軍配が気に食わなくて、行司の頭を突いて文句を言っているのでしょうか?まあ、ギャグでやるならウケますね。これは初切ですから。勿論、流石にここまでのシーンは、本場所では有り得ないでしょうが。 初切はアッという間に終わり、触れ太鼓実演のコーナーです。何回聞いても、このバチ裁きによる音色は素晴らしい。


十両の取組です。顔が写るのは、直前の本場所では幕下だった貴源治(たかげんじ)です。先ほどの貴公俊の双子の弟、この年(2017年)の夏場所で新十両を務めていました。九州場所で再十両を果たし、兄に先んじて、2場所連続関取で勝ち越しました。対戦相手、白銀色の廻しは翔猿(しょうえん)です。そして画面左下ギリギリに、審判として座る九重親方(元大関千代大海)の顔が見えます。この日は先代九重親方(元横綱千代の富士)の命日。昨年のこの日、往年の大横綱はこの世を去りました。テレビのニュース速報を読むや、驚いて思わず大きな声を出したことを、昨日のことの様に覚えています。そもそもまだ私の中で千代の富士は、どこか現役力士≠ニいうイメージが残ってなりません。拡大版はこちら かねてより私が贔屓にしている里山。やはりどうしても、「悲運の逸三賞力士」として見てしまいます(詫)。里山の左側、土俵下には大奄美が控えています。里山は直前の名古屋場所で大きく負け越し、次の秋場所では幕下陥落が決定的となっていました。その後も幕下暮らしを余儀なくされている状態。関取としての雄姿を記録することが出来ました。


少し写りが悪いですが、先ほどの里山の対戦相手、明生(めいせい)です。里山とは14歳年齢が離れている、若手です。 昨年の泉佐野巡業の時、オバちゃんファンとの掛け合いで大いに盛り上げていた天風が土俵上です。丁度四股を踏むのに右手を上げた瞬間だったのでしょうが、何やら向こうにいる人に「オーッス!」と挨拶をしている様に見えます。巡業だし、或いは知り合いか誰かとコンタクトを取っていたのかも・・・・・。対戦相手、エンジ色の廻しは剣翔です。


白鵬による綱締め実演です。10年前の神戸巡業でも同じ光景を見ており、改めて白鵬が長寿横綱であることを感じ取った次第です。綱を締める付き人たちの表情を見ていると、相当力を入れている事が解ります。特に右画像の一番右の力士、必死に歯を食いしばっていますね。「綱の重み」と言いますが、物としての横綱自体も10kg以上はあり、綱締めというのは、プロの力士でも本気で力を込めないと出来ない仕事です。


いよいよ仕上げの段階の綱締め。不知火型の輪を整える力士(白鵬の真後ろ)も、全神経を集中させている顔になっています。勝負とはまた違う、土俵上の緊張が伝わってきますね。綱というのは神聖なもの。そのため、綱打ちをする力士は汚れた手で綱を触らぬよう、白い手袋をはめて仕事をおこなっています。そして打ち上がった綱を披露する白鵬。横綱自身も相当汗をかいています。そりゃ、この館内この暑さですもんね。左画像、拡大版はこちら


東方幕の内土俵入りです。ファンの子どもを抱いて土俵に登場したのは、このころはまだ、半年後の状況など誰も予想だにしなかった貴ノ岩です。連日、元気に土俵に上がっていた頃。またこの様な姿が見られるといいですね。 子どもを小脇に抱え、柔和な表情を見せる貴ノ岩。何やらこっちのほうを見て、左手で指さしている様。「ほら、あそこにお母さんいるよ」と言っているのでしょうか?微笑ましい光景です。その貴ノ岩を、何やら羨ましそうな顔で見る大栄翔(右側)。そして巨漢の逸ノ城がこちらを正面に立っています(左端)。拡大版はこちら


このショット、なかなかいいですね。画面左、宇良と千代翔馬が満面の笑みでこちらを向いています。巡業ならではの一コマですが、それにしても宇良、この後、よもやの幕下陥落の試練が待ち受けていようとは、恐らく本人も想像していなかったことでしょう。早く化粧回しを付けて笑顔の土俵入りをする日が、戻ってきてほしいですね。三賞未経験も何やら意外とさえ感じる訳で・・・・・・。拡大版はこちら さて、宇良が破顔一笑から普通の表情に戻った一方で、新たに子抱きの力士が登場。本場所では見られない優しい表情を見せるのは栃ノ心です。横顔から失礼、のショットとなりましたが、そう・・・・、栃ノ心もこの後運命が変わりました。それも最高峰の方向に。この時はまだ一元関脇力士。しかし今や優勝経験者であります。


ファンに人気の「丸たん」こと千代丸が、これまた上機嫌の表情で隣の錦木と談笑します。2人とも子どもを抱いています。つくづく巡業名物のこの光景はいいと思います。やっぱり子どものいる人にとっては特別ですね、お相撲さん=B九重部屋の千代丸。この柔和な笑顔の裏で、この日の朝は現師匠以下、部屋の力士と共に前師匠を偲び、健闘を誓ったのでした。拡大版はこちら 子どもの扱いは手慣れたものという感じの千代丸。その姿を、自らも子どもを抱きながらじっと見詰める錦木。一方、本場所と変わらぬ表情で佇む、琴勇輝と豪風。右2人と左2人で、雰囲気が対照的です。



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