![]() 勝負は黒海が体力勝ちしました。連敗を5で止めて6勝目。 一方の皇司も6勝9敗となってこの場所を終えました。 |
![]() 取り組み進んで、こちらは豊ノ島ー玉乃島戦。勝ったのが 小兵、豊ノ島です。この寄り身は、かつての差し身の名人、逆鉾を 思わせるものがありますね。3勝8敗から4連勝で7勝にまでこぎ つけたのは見事でした。そしてこの翌場所では、横綱・白鵬に堂々と 攻め勝ち、殊勲賞に輝いたのでした。 |
![]() 『出る出る出島』が出足鋭く、若の里を破りました。大関−関脇として 対戦するのが当たり前だったこの2人。この位置では寂しい。 |
![]() 勝ち名乗りを受ける出島。この場所は負けが込み、これが 5日ぶり5個目の白星となりました。 |
![]() 豪風−琴奨菊戦です。2場所連続三役で一点負け越しの 翌場所となったこの名古屋、琴奨菊は5勝10敗の大負けでした。 |
![]() 「あーっ!イカンなー!」と、無念さ一杯の表情の琴奨菊。 琴光喜が大関昇進を決め、部屋は上昇気流。 琴奨菊も乗り遅れたくはないところ。拡大版はこちら。 |
![]() 雅山−安美錦の一番。安美錦が、雅山の首の下に潜り込み、一方の 雅山はやや半身の体勢。去年のこの名古屋では、大関復帰をかけ ていた雅山でした。そして今年、大関を見事決めた琴光喜が、この時、 控えに入っていました。いよいよ大一番が近付きます・・・・・。 |
![]() 曲者に苦しめられた雅山でしたが、最後は振りほどいて 体(たい)を開き、突き落として勝ち。力が入りました。 |
![]() 毎度おなじみ、目を剥いて牙を研いで(それはないか)気合入れ をする、『平成の名物』高見盛。館内からは笑の渦。本人は真剣。 |
![]() だが、勝負は腰が伸びて完敗。相手は売り出し中の時天空でした。 この場所の高見盛は全く振るわず、3勝12敗。前場所の勝ち越しで、 興奮して力を使い果たしてしまっていたのか・・・・・? |
![]() さあ、いよいよ来ました。平成19年名古屋場所、最大の一番と言っても 良いでしょう、13勝1敗の琴光喜が土俵上です。勝てば少なくとも優勝 決定戦となり、負ければこの後1敗の朝青龍が勝てば優勝は無くなり ます。ご当所で大関を決め、更に千秋楽まで優勝争いの先頭というの は、本人は元より、ファンの人たちにとっても、願ってもない巡り合わせ だった事でしょう。かつて一度ご当所で(大関盗り)失敗しているだけに、 まさに今度こそはという心境で望んだ琴光喜の15日間、今度こそ ファンに恩返しが出来ました。あとはとにかく優勝。この場所、 琴光喜には不退転の決意が感じられました。人間が変わりました。 これまでの様々な思いを、なりふり構わずぶつけていたと思います。 そんな気迫が、大関盗りを成功させました。長い大相撲の歴史の 中でも、ご当所で2度も昇進挑戦のチャンスに恵まれた力士は、 そうはいないのではないでしょうか?拡大版はこちら。 |
![]() いよいよ制限時間一杯です。地元で昇進を決め、優勝をかける ことが、ここまで人を熱くさせるとは!と、感じずにいられなかった 瞬間。先ほど述べた黄色い垂れ幕が激しく揺れています。 熱気は沸点を極めたというところ。一人の男に、地元の思いを 託す視線が釘付けになっています。 |
![]() 琴光喜敗戦の後、東方三役揃い踏みであります。本来ならここからが ボルテージの最高潮なのですが、この日は何だか、虚脱感に満ちた ような空気になっていました。まだ厳密には望みはあるのですが・・・・。 |
![]() 西方より三役揃い踏み。千秋楽のハイライトの一つですが、 今回はぜんぜんきれいに写せませんでした(泣)。 |
![]() 豊真将をブン投げ、「どうじゃあ!」と右手を高く上げてファンに アピールする千代大海・・・・・というのは嘘で、いつもの得意技で 豊真将をはたき落とした動きの流れで、千代大海の右手が一瞬、 上がった状態になったものです。豊真将は悔しそうに土俵に座り 込む。一方、これもある意味『サーカス相撲』と呼べやしないか? と思えてくる逃げ足速しの千代大海は、9勝6敗となりました。 |
![]() さあ、いよいよこの場所の結びの一番を迎えました。朝青龍−白鵬、 待ちわびた横綱同士の一番です。遂に東西横綱対決を観る事が 出来ました。私自身、生観戦では初。そして大相撲としても、平成14年 秋場所以来、実に3年ぶりの横綱対決でした。前回の時、新大関 だったのが、朝青龍です。やはり結びが東西の横綱というのは、場所 全体が引き締まっていいものですね。懸賞の垂れ幕も多数周って います。そしてこれも優勝がかかる大一番。拡大版はこちら。 |
![]() まだまだ懸賞が周ります。横綱同士の一番。ところでこの時、館内 からはひたすら、白鵬コールが起こっていました。そりゃあ朝青龍は ヒールだからって?いや、それだけではありません。これ、もし両者の 星勘定が逆だったとしたら、ファンは間違いなく朝青龍を応援していた 事でしょう。この一番で白鵬が勝てば、朝青龍は2敗となり、琴光喜と 優勝決定戦になるのです。そうなれば、また琴光喜に優勝の可能性が 復活する事になります。最も、琴光喜の対朝青龍戦成績を考えると、 果たして・・・・・?と言うところでしょうが。とにかく、もう一度琴光喜に チャンスを。その一心で、ファンは白鵬を応援していたのです。 |
![]() もう一度そんきょの場面を。これはもう時間一杯近くで、懸賞の 垂れ幕はもうありません。静寂の一瞬。拡大版はこちら。 |
![]() 表彰式です。賜杯ならびに表彰状が、北の湖理事長より授与 されました。春場所の時と違い、デジカメのメモリーもしっかり残して いたので、高ズームで撮りましたが、ブレて全然だめ・・・・・(涙)。 |
![]() 優勝旗の授与であります。放駒審判部長より、優勝旗を 受け取りました。こちらはまだマシな写りです。 |
以上、平成19年大相撲名古屋場所、千秋楽のレポートでした。
公開が10月の後半、もう九州場所の番付発表も近いという時期にまでずれ込んだことは、深くお詫び申し上げます。それでも、一度は公開中止を決めたことを思えば、前回公開レポで触れた、名古屋場所50周年写真展の画像をご提供いただき、そのお陰で無事にこうして、2回にわたるレポートを公開出来たことは、大変嬉しい限りです。ここまで作り終えて、改めて感謝の念に堪えません。
名古屋の千秋楽は、初めての観戦でした。琴光喜の大一番に接し、また東西横綱決戦を記録出来たというのは大きな喜びとなりましたが、その後の朝青龍の一連の動きを聞くにつけ、この時の一番が、朝青龍の最初で最後の横綱同士対戦にならないことを、祈るばかりです。あの、名古屋城公園内の、広々としたスペース内での優勝パレードは、本当に良かったですね。
相撲界は今、かなりの逆風期にありますが、今一度、『社会の中の相撲界』、独特の慣習・文化を持ちながらも、『プロスポーツとして開かれた存在』という視野も併せ持ち、国民に魅力を感じさせる大相撲に、なっていって欲しいと思います。
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