![平成18年大相撲春場所 千秋楽[中編]](18harubasho-chuhen.gif)
![]() こちらも人気力士。『東IT筆頭ブログ部屋』の普天王です。蹲踞した 時の姿は、実に絵になるきれいな力士です。錦絵のモデルには ピッタリかも・・・・・。丸々とした、いかにも古風派受けするお相撲 さんらしい力士です。拡大版画像はこちらから。 |
![]() 今度は立ち上がった時の普天王です。因みに対戦相手は新小結 だった露鵬です。露鵬は4勝11敗と惨敗しましたが、思えば普天王 も、新小結の場所は5勝10敗の大負けでした。 |
![]() 今や角界の一大勢力となったモンゴル勢。その中でも、特に日本人 受けして人気がうなぎ上りな力士は、この安馬かも知れません。土俵に 上がり、最初の四股を踏む安馬。角度的に撮影出来ませんでしたが、 この場所の安馬は、額に大きな切り傷を負って土俵を務めていました。 しかしそれもひとえに、勝負への純真さの表れ。『小よく大を制す』を 目一杯体現してくれるこの小兵力士は、これからもますます人気が 高まる事でしょう。 |
![]() この一番、7勝7敗だった安馬は、技能賞が懸かっていました。 相手は実力者琴光喜でしたが、見事に土俵外まで追いやって勝ち越し。 館内からヤンヤの喝采を受けていました。琴光喜は無念そうな表情。 それにしても、最近琴光喜が、かつての琴錦の二の舞を演じる様に なってきてるように見受けられます。即ち、前半はめっぽう勝ち込んでも、 終盤大きく崩れ、最初は優勝争いに加わるかという勢いも、終わって みれば8勝7敗。関脇をギリギリ守っているという成績です。一度、 秋場所で平幕優勝を経験しているという点まで琴錦と同じです。相撲は 押し相撲ではなく、従ってツラ相撲はないと思うのですが、スタミナが 切れやすくなったか、はたまた意外とムラッ気があるのか、二桁常連が 8勝関脇に甘んじているのは寂しい限りです。拡大版画像はこちらから。 |
![]() さあ、いよいよ千秋楽の土俵も大詰めとなってきました。是より三役 です。先ずは東方三役揃い踏み。巡業では何回かお目にかかったこの 三役揃い踏みも、本場所となるとこれが初めてでした。独特の空気。 一段と格調高さを感じる、楽日独特の舞台でした。見ていて高揚感が 沸いたし、『豪華さ』を感じました。役者が揃う瞬間ですからね。 協会御挨拶の時とはまた違ったムードを味わえたものでした。そして この3人。扇の要に横綱。その前に白鵬、千代大海と続きます。 朝青龍と白鵬。まさにこの場所の主役でした。『優勝決定』の4文字が、 いよいよ目前に迫ってきた時。にわかに緊張感が高まってきました。 拡大版画像はこちらから。 |
![]() 檜の響きとともに、東西三役が入れ替わります。そしてその瞬間、 声援のボルテージが物凄いこと上がったのです。そう、魁皇です。 大関・魁皇、33歳8ヶ月、大関在位34場所は、カド番で7勝7敗でした。 この一番に敗れれば、大関陥落。今後の進退についての発言は二転 三転したものの、いざ陥落となると、流石に引退の可能性も否定出来 ないものがあったと思います。もしそうなれば、これが引退への花道と なる三役揃い踏み。楽日の盛り上がりを最後に引退するという事に なります。ふつう、ここまで出場する力士というのは、翌場所は現役と いうのが前提となっているもの。しかし、その常識を、ある意味打ち破る 存在で登場していたのが、この日の魁皇でした。カメラは魁皇だけに ピントが合っております。 |
![]() 西方三役揃い踏みです。華やかな演出。引退など関係ないという 力士の特権とも言える、千秋楽の揃い踏み参加だったのですが、 前の魁皇と、後方の千代大海、琴欧州とでは、置かれていた境遇が あまりにも違っていました。何事も無いかのように、淡々と、ただいつも 通りの手順で揃い踏みをこなす魁皇。しかしその胸中に去来していた ものは・・・・・。このあと、いよいよ優勝王手の白鵬と対戦します。 館内の声援は、最早悲鳴に近いものがありました。「かいおー! かいおー!」それだけ。拡大版画像はこちらから。 |
![]() 魁皇にとって、運命を決める大一番、いよいよ仕切りに入ります。 一方の白鵬にとっても、勝てば優勝を大きく引き寄せる事になります。 悲願の初優勝に向けて、静かに闘志を燃やしている表情の白鵬です。 一方、魁皇の顔は見えませんが、間で裁く行事・式守与太夫。行司と 言えども、やはり人間。この一番を前に、果たして何か思うことはあった のか。何かグッと思いを噛み殺している表情に見えなくもありませんが、 のちのち、この一番をどう振り返る事になるのでしょう? 拡大版画像はこちらから。 |
![]() 館内興奮冷め止まぬ中、結び前、大関同士の対戦を迎えました。 東に千代大海、西に琴欧州です。新旧大関対決、千代大海も今場所 カド番でした。しかし11日目に3連勝でカド番脱出。一足早く、安心 していました。翌場所には在位44場所となり、仮にそこで負け越しても、 次の場所はカド番で大関なので、在位45場所の記録が、事実上確実 になってきたと言えます。あの、昨年亡くなった名大関・貴ノ花に次ぐ、 歴代単独2位の在位数。何のかんの言っても、これも立派な記録になる のではないでしょうか?そして土俵下では、つい先ほどカド番を脱出した 魁皇が、ようやく安堵の表情を浮かべて勝ち残りの控えに座っています。 これがもし負けていたら、最後を覚悟した表情になっていたかも 知れません。いや、本当によく勝ち越したものです。 |
![]() 蹲踞する両大関ですが、新進気鋭の琴欧州は、右ひざが一層悪く なっていたのでしょうか?まともに蹲踞が出来ていません。見るからに かばっているという格好です。思えば琴欧州もこの場所はケガで苦しみ、 怒涛の寄りの相撲なども見せてここまで9番勝ってきたのでした。 いい経験になったと思います。拡大版画像はこちらから。 |
![]() 呼び出しが蹲踞して、厳かに檜を鳴らす中、横綱・朝青龍と大関・栃東が 登場。いよいよ春場所の結びの一番がやってきました。ここに盛り上がり は最高潮に達します。力士本人たちにとっては長い長い場所の最後の 相撲。改めて、『千秋楽』を感じました。そしてこの時点では、 「横綱の優勝は間違いないだろう」と思っていました。 |
![]() 懸賞の垂れ幕です。思えば私は、何度も本場所を観戦していながら、 懸賞の列を撮影したことが一度もありませんでした。まして千秋楽 結びの一番で、まだ優勝も決まっていないとあれば・・・・・。この一番、 実に40本以上の懸賞がかかりまして、館内からもどよめきの声が 起きていました。拡大版画像はこちらから。 |
![]() この一枚、西方の栃東の上が少し切れてしまいました。そして朝青龍の ほうも、思いっ切り左が切れています。失敗作なのですが、敢えて載せた のは、栃東の背中を見ているだけでも、闘志と獰猛さ≠ェ伝わってくる のではないかと思ったからです。まさに背中から気≠ェ出ています。 |
![]() こちらは正面を向いている栃東。何かこの日の大関は、いつにも 増して『ふてぶてしい』顔つきに見えました。つまりはそれほど、体調も 充実しており、集中力が冴えているということでしょう。横綱のほうが、 やや大人しめの表情にさえ見えました。拡大版画像はこちらから。 |
![]() よもやの事態が起こりました。横綱が、立ち合いから全く『らしくない』 相撲を取り、館内から驚愕の声が沸き起こる中、栃東があれよあれよ と横綱の後ろに付くと、そのまま送り出してしまいました。横綱、まさか の敗戦、対栃東戦2連敗、そして決定戦開戦が決定しました。館内 座布団が舞います。私が生で見た相撲の中で、横綱が負けたのは これが初めての事となりました。お客さんもビックリした人が大半だった とは思いますが、それにしても横綱、不意に私は、横綱土俵入りの時 の、朝青龍の表情が蘇ってきました。確かに何となく気迫不足な点は 感じていたのですが、果たして・・・・・。拡大版画像はこちらから。 |
![]() 館内がワオンワオン響く中、10分間の休憩が与えられ、その後、 いよいよこれから決定戦です。西の花道より、白鵬が姿を現しました。 そして東の花道からも、同時に横綱がやってきていました。土俵は 更に一段特別の一戦に向けて、きれいに掃き清められました。 白房下では、呼び出しが檜を打つ姿が、非常に小さくではありますが 写っています。私にとって、生で見る初めての決定戦が、今始まろうと いうところ。それにしても、初の千秋楽観戦でいきなり決定戦とは、 私もツイているなと思いました。 |
![]() 声が非常によく通る呼び出し(秀男?)が、決定戦を戦う両雄を呼び 上げます。朝青龍−白鵬。モンゴル同士による優勝決定戦。いずれ この2人が決定戦を演じる事になろうとは、以前から予想はしていま したが、昨年九州時点での予想よりは遥かに早く、その時がやって きました。いずれは横綱同士で同じ光景が見られるのでしょう。 拡大版画像はこちらから。 |
![]() 土俵上、蹲踞する両力士ですが、観客席に比重を置いて写したのは、 実は向かって右方向の客席から、盛んにモンゴルと日本の両方の 国旗が振られていたからです。なかなか上手く撮れず、この画像でも 見にくいですが、モンゴル対決だから当地の国旗が振られるのはよく 分かるにしても、日本の国旗も一緒に振られているというのが、 面白いなと思いました。外国勢対決でも日本の国技。相撲文化の 国際化を垣間見た瞬間でした、と言うと、ちょっと大げさでしょうか? |
![]() 白鵬、左は上手に変わりました。一方の横綱は右の下手。顔が白鵬。 後頭部が朝青龍。白鵬は「よぉ〜っし」という表情。イケると感じた 瞬間です。一方の横綱は、さあどんな表情か?力が入ります。横綱も 相手の攻めを許しません。依然ガップリ四つ。上手と下手では、投げの 打ち合いになると上手が有利になる事が多い。さあ下手の横綱は どう攻めるか?白鵬は投げるのか?出るのか?いずれにしても横綱も 強靭な足腰。残します。何と言っても、本割でボテンッと飛ばされた という苦い記憶があります。もう投げられて宙に浮く事はありません。 熱戦、館内沸いております。拡大版画像はこちらから。 |
![]() 白鵬が、「もうええわっ!いざ寄り立てん。」とばかりに前に出た、 そのタイミングでした。相手が出てくるのを待っていたかのように横綱、 右から投げた、投げた、もう一度投げた。白鵬の左は切れた。横綱 投げ伏せたーっ!と、横綱の勝ち。横綱優勝。朝青龍優勝。朝青龍、 これで決定戦は3戦3勝。白鵬は初優勝ならず。最後は横綱の読みと タイミングにやられました。しかし横綱も土俵下に転落。それほど力が 入りました。そして苦戦しました。この後、思わず両手を土俵に付けて 体を凭れさせ、「フアーッ!!」と険しい表情で一息。すぐに土俵に上が れなかった横綱の姿。圧勝とは程遠い、息切れ力勝(りきしょう) という勝ち方。力が入ったのは、観客としてはこの上なく満足でした。 が、横綱相撲のファンとしては・・・・・、ちょっと横綱は余裕が無さ過ぎ でした。『一方的』という言葉を、一度も使えない相撲内容。そして 勝ちっぷり。やはり豪快・速攻・圧勝こそが横綱の相撲。紙一重に 近いような勝ち方は、やはり『らしく』ありません。来場所は取り口の 復活を期待します。拡大版画像はこちらから。 |
![]() こちら、両膝を押さえて、更に一呼吸付いている朝青龍。土俵に上がっ てもなお疲れが取れず、しんどそうな姿勢をする横綱を、あまり見た 記憶がありませんでした。やはりこの横綱は、『仁王立ち』こそがよく 似合う。相手に善戦させない、「フン!」という様な相撲が一番の魅力 です。それにしても相手の白鵬です。「う〜!くやしいィ!」という ような表情。「勝ってもおかしくない」と本人も感じていたのでしょう。 廻しを下に押し戻しながら、無念の表情。しかしもう文句の付けよう がない大関昇進です。白鵬。拡大版画像はこちらから。 |
![]() 左の写真でもご覧になれますが、館内改めて座布団が乱舞して います。横綱が勝った事より、横綱を苦戦させた事への座布団 でしょうか?まさに興奮のるつぼ。ヒートピーク≠ノ達しています。 府立体育会館。横綱、万感の勝ち名乗り。敗者の白鵬はしかし、 悠然と去っていきます。 |
![]() ようやく優勝争いにも決着がつき、土俵は表彰の舞台となるため、 静けさを取り戻しました。そして天皇賜杯が。元幕内の若者頭、 栃乃藤が賜杯を運んできました。重さ29kgの天皇賜杯も、現役時代、 超巨漢力士だった栃乃藤が持つと軽く見えますね。先ほどの緊迫した 空気から一転、めでたやめでたやお祭り表情になってきました。 こちらに拡大版があります。 |
![]() さく然と輝く天皇賜杯です。表彰のためにセッティングされた天皇賜杯を 見るのも、もちろん初めてなわけです。「ワオー!すごいなぁ。」と、圧倒 されるものを感じました。これもまた、目に焼き付けておきたい光景です。 ところで、賜杯の真後ろに座っている高崎審判(元前頭2・小城ノ花)、 何やら賜杯を見つめてニヤ〜っと笑みを浮かべているように見えません か?もしかして、高崎審判はこの場所から審判になった親方。初めて この状況で間近に賜杯を見て、「いいなぁ・・・・」と見とれていた(?) のでしょうか。拡大版画像はこちらから。 |
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